エネルギー科学研究科では、今年度も令和2年11月14日(土)に公開講座を開催します。皆さま是非奮ってご参加ください。
参加無料事前申込必須(定員300名)
事前申込期限:令和2年11月8日(日)
申込はこちら
https://forms.gle/7FfayxEoW2vJSMZJ9

エネルギー科学の今
~プラズマってなに?その技術応用と環境に優しい燃焼の舞台裏~

開催日時: 令和2年11月14日(土) 13:00~16:00
開催場所: オンライン開催(オンライン会議システム「Zoom」を利用)

スケジュール:
13:00 ~ 13:10 エネルギー科学研究科 研究科長 挨拶
13:10 ~ 13:50 講演1 田中 仁 先生 (エネルギー基礎科学専攻)
講演題目 「マイクロ波で作るプラズマ 核融合への挑戦

プラズマはイオンと電子が電離して飛び回っている状態にあり、電磁気的作用により様々な性質を現します。そして、プラズマの中では試験管などの中では起きないような反応も起こすことができます。現在、プラズマ生成技術の進展に伴い、様々な分野でプラズマの応用が進んでいます。本講演では、マイクロ波と磁場を組み合わせてプラズマを作る方法を取り上げ、その特徴と、核融合発電のための炉心となる高温プラズマの生成・制御への応用について紹介します。また、核融合エネルギー開発の現状についても合わせて紹介します。
13:55 ~ 14:35 講演2 林 潤 先生 (エネルギー変換科学専攻)
講演題目 「燃焼によるエネルギー変換 −プラズマを応用した燃焼支援−

現在でも、世界の一次エネルギー需要の約8割は、化石燃料が持つ化学エネルギーを熱エネルギーや電気エネルギーへと変換することで賄われています。このエネルギー変換の重要な技術の一つは、「燃焼」反応によるエネルギー変換です。私たちが持続可能な社会を維持していくためには、エネルギーを効率よく変換して利用する必要があり、時には燃焼反応を維持しにくい,燃料が希薄な条件で確実に火をつけることが技術課題となります。近年では、この技術課題を克服するために、プラズマを応用した燃焼支援技術に関する研究が進められています。本講演では、プラズマによる燃焼支援技術の一つである、プラズマ支援点火技術について、その特徴と効果について紹介します。
14:35 ~ 15:00 (休憩)
15:00 ~ 16:00 講師を囲んで